近畿大学の人気は健在ですが、今年の公募推薦の志願者数は落ち着きましたね。
やはり昨年の倍率・合格者数などをみて敬遠する受験生が増えたのでしょう。
合格しにくい大学より、合格できる安全校を選んだ受験生が多いと思います。
それでは各学部の志願者数・合格者数・倍率・合格最低点の4年間のグラフを見てください。
目次
法学部(法律学科)
志願者数は、昨年(平成31年度)1318名から今年(令和2年度)は560名ほど減って757名となりました。
合格者数は昨年減らし過ぎたからか今年は増えましたね。倍率は4.3倍と昨年の15倍~16倍に比べ、とても下がりました。
合格最低点も平年並みに戻ったようです。
経済学部(経済学科)
志願者数は、昨年(平成31年度)2024名から今年(令和2年度)は550名ほど減って1474名となりました。
合格者数も昨年より20名ほど増えました。
経済学部は人気学部なんで倍率は10倍を超えています。今年の二日目の合格最低点は150点と高いですが、一日目は30年、31年と同じぐらいの138点となっています。
経営学部(経営学科)
昨年の志願者数は2104名から688名減で1416名と結構減りましたね。
合格者数も57名増え、倍率が2年前に戻りました。
昨年は倍率が20倍、18倍とびっくりするぐらい高かったので、今年はやはり敬遠したのでしょう。
しかし、合格最低点は昨年と変わらなかったので、問題の難易度もありますが対策は怠ってはいけませんね。
経営学部(商学科)
昨年20倍を超えた学科でいえば、経営学部の商学科もすごい倍率でした。
今年は元に戻り8倍と落ち着きましたが、志願者数が827名も減った結果ですね。
合格最低点は1日目は昨年と変わらないので、こちらもしっかり対策をしないと合格しにくいのはないでしょうか。
それにいても合格者数が92名と少ないですね。
総合社会学部(心理系専攻)
近畿大学ではとっても人気のある学部・学科です。
毎年入りにくいといわれていますが、昨年は凄すぎますね。志願者数1113名に対して合格者が46名・・・・当然今年は敬遠しますよね。
それでも志願者数は471名減ということは法学部・経済学部・経営学部などに比べると少ないので人気があるのでしょう。
それにここ数年で一番倍率が低いですが、合格最低点は2、3年前と変わらないので狭き門なのかもしれません。この学科も合格者82名と少ないですね。
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理工学部(生命科学科)
今年(令和2年度)で倍率が高かったのが、この理工学部(生命科学科)です。
2日間とも10.2倍でした。
今年は志願者数が134名増え449名、合格者数は6名しか増えなかったので倍率が上がることとなりました。
理系の人気も出てきたようですね。
理工学部(情報学科)
もう一つ理系で倍率が高かったのが、同じ理工学部の情報学科です。
情報は人気がありますね。昨年より志願者数が140名増え936名ですが、合格者数が100名いかなかったことで倍率が上がったのでしょう。
合格最低点は例年通りでした。
総評
推薦入試は合格者数が少ないので合格しにくですが、それにしても昨年の近畿大学の倍率をみると今年の志願者が減ることは仕方ないと思います。
近畿大学の推薦入試はスタンダード方式と高得点科目重視方式と2つありますが、グラフはスタンダード方式で作っています。
スタンダード方式と高得点科目重視方式の合計で合格者数をみると、すべての学部が当てはまることではありませんが、急激に減らした昨年に比べると増やした学部が多かったです。
特に産業理工学部は平成29年度が94名、平成30年度が83名、平成31年度が97名とずっと100名いかなかったのが、今年(令和2年度)は222名と大幅にアップしました。
なので建築・デザイン学科は昨年10倍を超えてた倍率が2倍と一気に下がりました。
私立の大学はどれだけの合格者を出してくれるのか、わかりにくいため受験生泣かせですね。
もう一般入試が始まっています。
『入学定員の厳格化』によって合格者を減らしてきた私立大学ですが、今年は少し緩和されるといいなと思います。
体調管理をしっかりして最後まで頑張ってください。
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